白堊の球児2016
第98回全国高等学校野球選手権茨城大会
2016年7月17日 三回戦 vs 取手一






Photo by S54卒K.健次さん(感謝)
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一回裏二死走者無 大友泰河 選手(2年)



三回裏一死 島 剛輝 選手(2年)



四回裏攻撃前の円陣



四回裏二死 橋本 聖紀 選手






体を伸ばしてキャッチィングする 鈴木 綾人 一塁手



力投する 鈴木 彩斗 投手



八回表 バックホームでのクロスプレー アウト 関 貴弘 捕手



八回裏一死 吉原 研斗 選手



九回裏の攻撃前に激を飛ばす中山監督



一塁側、大応援団からは球場を揺らすような声援をいただきました



九回裏無死 代打 佐藤 泰大 選手 ヒットで出塁



佐藤選手に代わって代走 黒澤 大輝 選手



清水 大海 選手(1年)



二死二塁 宮内 俊輔 選手 レフト前ヒット



代打 菊池 泰雅 選手






ご声援ありがとうございました













 2016年7月18日 asahi.com記事

茨城大会は17日、4球場で3回戦8試合があった。
シード校で昨夏準優勝の日立一が取手一に0―3で敗れ、同じくシード校で一昨年優勝の藤代も姿を消した。18日は4球場で3回戦の残り8試合が予定されており、16強が出そろう。

 ■チームの「軸」貫き通す 日立一 エース鈴木彩斗投手(3年)

 3点差を追う日立一は、九回2死まで追い込まれたが、昨夏の準優勝投手、鈴木彩斗(3年)はベンチ前でキャッチボールを始めた。「反撃を信じていた。自分が準備を怠るわけにはいかないと思った」

 この日は、武器とする変化球の制球に苦しんだ。カウントを整えようと投じる直球を取手一打線に狙われた。二回に、下田恭介(3年)の中前適時打で先制点を許した。四回には、山下凌矢(3年)に内角の直球が甘く入ったところを痛打され、左越え本塁打。「予想外の失点。あれが一番痛かった」と悔やんだ。

 苦しい展開が続いたが、鈴木は表情を変えなかった。八回の第4打席は一邪飛に倒れたが、笑顔でグラブを受け取りマウンドへ。「自分が表情に出せば、チーム全体に影響する。不安な顔を一切見せないでやろう」と心に決めていた。

 昨夏、甲子園出場にあと一歩まで迫った。「次こそ」という思いのもと、新チームでは、エースで中軸、さらには主将を担ってきた。中山顕監督は「鈴木という軸を信頼し、全員がプレーしてきた」と話す。

 試合後、鈴木は目を赤くしながらも、泣き崩れるチームメートに声をかけて回った。最後までチームの「軸」として振る舞い続けた主将は「支えてくれたすべての人に感謝したい。チームとしてやり残したことはない」と堂々と語った。(三浦惇平)




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