第98回全国高等学校野球選手権茨城大会 |
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Photo by S54卒K.健次さん(感謝) 画像クリックで拡大、さらに左上のエクスパンドで最大に
一回裏二死走者無 大友泰河 選手(2年)
三回裏一死 島 剛輝 選手(2年)
四回裏攻撃前の円陣
四回裏二死 橋本 聖紀 選手
体を伸ばしてキャッチィングする 鈴木 綾人 一塁手
力投する 鈴木 彩斗 投手
八回表 バックホームでのクロスプレー アウト 関 貴弘 捕手
八回裏一死 吉原 研斗 選手
九回裏の攻撃前に激を飛ばす中山監督
一塁側、大応援団からは球場を揺らすような声援をいただきました
九回裏無死 代打 佐藤 泰大 選手 ヒットで出塁
佐藤選手に代わって代走 黒澤 大輝 選手
清水 大海 選手(1年)
二死二塁 宮内 俊輔 選手 レフト前ヒット
代打 菊池 泰雅 選手
ご声援ありがとうございました
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茨城大会は17日、4球場で3回戦8試合があった。
シード校で昨夏準優勝の日立一が取手一に0―3で敗れ、同じくシード校で一昨年優勝の藤代も姿を消した。18日は4球場で3回戦の残り8試合が予定されており、16強が出そろう。
■チームの「軸」貫き通す 日立一 エース鈴木彩斗投手(3年)
3点差を追う日立一は、九回2死まで追い込まれたが、昨夏の準優勝投手、鈴木彩斗(3年)はベンチ前でキャッチボールを始めた。「反撃を信じていた。自分が準備を怠るわけにはいかないと思った」
この日は、武器とする変化球の制球に苦しんだ。カウントを整えようと投じる直球を取手一打線に狙われた。二回に、下田恭介(3年)の中前適時打で先制点を許した。四回には、山下凌矢(3年)に内角の直球が甘く入ったところを痛打され、左越え本塁打。「予想外の失点。あれが一番痛かった」と悔やんだ。
苦しい展開が続いたが、鈴木は表情を変えなかった。八回の第4打席は一邪飛に倒れたが、笑顔でグラブを受け取りマウンドへ。「自分が表情に出せば、チーム全体に影響する。不安な顔を一切見せないでやろう」と心に決めていた。
昨夏、甲子園出場にあと一歩まで迫った。「次こそ」という思いのもと、新チームでは、エースで中軸、さらには主将を担ってきた。中山顕監督は「鈴木という軸を信頼し、全員がプレーしてきた」と話す。
試合後、鈴木は目を赤くしながらも、泣き崩れるチームメートに声をかけて回った。最後までチームの「軸」として振る舞い続けた主将は「支えてくれたすべての人に感謝したい。チームとしてやり残したことはない」と堂々と語った。(三浦惇平)
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