
1985(昭和60)年7月27日。
第67回全国高校野球選手権茨城県大会決勝、対土浦三高戦において、本校野球部は7回二死から6連打で5点を入れ延長に持ち込み、サヨナラ本塁打で逆転勝ちを収め劇的な優勝。
念願の甲子園出場を決め、水戸市民球場は歓喜の渦に巻き込まれた。
すぐさまOBを中心に後援会組織が結成され、全校生徒、OB、日立市民がバス30余台を連ね、さらにマイカー、新幹線で応援の列が甲子園へと続いた。
初戦、対広島工業高戦では4対0で見事に甲子園初勝利を収め、本校校歌が甲子園の空高らかに鳴り響いた。
続く3回戦、対関東一高(東東京)戦は0対4で敗れ、ベスト8進出はならなかったものの、本校の歴史にとっても、本校関係者にとっても忘れられぬ夏となった。
(日立一高記念誌:白堊50年のあゆみより) |